鹿林山に通じる歩道へは台18線106.1キロ地点の鹿林山登山口や、鹿林小屋、麟趾山鞍部から行くことができます。

鹿林の小道は全長約1.1キロで、全行程が林の下にあり、地面はニイタカヤダケの葉やマツの葉がじゅうたんのように敷き詰められ、林の下で陰にかくれた植物を探したり、両側のタカサゴウリカエデ、ニイタカアカマツ、タイワンフカノキ、シマウワミズザクラなどの木本植物を観賞したりすることができ、小道に色とりどりの変化を添えています。小道を出て鹿林山荘へ行き、そこから約150メートル上った所には鹿林小屋があり、小休憩をとることができます（公衆トイレと給水機があります）。その脇はニイタカアカマツ、タイワンカザンマツ、ニイタカヤダケの竹林を主とする小道で、そこから約700メートル行くと海抜2,485メートルの鹿林山頂に通じます。

麟趾山鞍部から南西の方向に稜線に沿って進む約1.2キロの鹿林山歩道は日差しが強く、ニイタカアカマツやタイワンカザンマツ、タイワンアセビ、ニイタカヤダケが茂る草の斜面を見ることができます。また、初期の火災で形成された白い枯れ木の林も観賞できます。

◎東埔大草原、麟趾山、黒森林、鹿休山、鹿林前山などは、楠渓林道と玉山林道が網の目状の歩道を形作っています。