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玉山国家公園商標

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玉山群峰線

地形

玉山国家公園の名前は険しく秀麗な山にちなんで付けられました

玉山国家公園

玉山国家公園の名前は険しく秀麗な山にちなんで付けられました。園内には「台湾百岳」と呼ばれる3000メートル級の山々が30座もそびえます。なかでも、玉山主峰、秀姑巒山は「五嶽(五岳)」に、達芬尖山は「三尖」に、馬博拉斯山、玉山東峰、新康山、玉山南峰、関山は「十峻」にそれぞれ名を連ねます。これらの山々は標高や地形が異なり、また独自の特長を有しており、登山者から愛されています。

玉山群峰はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの衝突により形成されました。尾根は南北に長く東西に短い十字型に伸び、その十字の交差するポイントが玉山の主峰で、標高は3952メートルです。日本統治時代に、富士山よりも高いことで有名となり、現在に至るまでここを訪れる登山者が後を絶ちません。西南側からは険しく切り立つ雄姿を、東北側からは美しく優雅な容姿をそれぞれ見せる玉山は、まさに王者の貫禄があり、名実共に最高峰の存在です。

玉山の地形
関山

玉山群峰の東は中央山脈に連綿し、登山界で「南二段」および「南一段」と呼ばれる北端までを含みます。北は馬博拉斯山から南は関山まで数10キロにわたって峰が連なり、非常に美しく壮大な光景が広がります。

秀姑巒山は馬博拉斯山の南に位置し、中央山脈で一番高く標高は3825メートルあります。そこから大水窟山へと続く尾根の鞍部(くぼんでいる所)が穏やかで平坦な秀姑坪です。一面にニイタカビ ャクシン、ニイタカシャクナゲ、ニイタカヤダケ、高原の草花、そしてトーテムを思わせる白い枯れ木が混在しています。高山植物の花の季節になると、その栄枯のコントラストが鮮やかに映し出され、見る者を感慨深い気持ちにさせます。

高原の草花

高原の草花

標高3668メートルの関山は「南台首岳」の名で知られています。鹿林山の頂上から、そのピラミッドのようにそびえ立つ端正な山容を眺望することができます。関山の西側は高く険しいため草木は生えておらず、穏やかな東側に背の低いニイタカヤダケが茂ります。また南の尾根は落差が700メートルあり、北の尾根は断崖絶壁となっており、登山を阻んでいます。このため昔の人は「関山険阻」と言っていました。これは、なかなか会うことのできない相手への想いを関山が象徴しているという意味があります。