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玉山国家公園商標

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玉山群峰線

歩道ランクと管理

玉山国家公園は台湾の中央高山地帯に位置し、その広大な面積は10万3,000ヘクタールあまりに及びます。この公園全体の地形は高山と谷が主となっています。高い峰々が聳え立ち、高低差が激しく変化に富み、急峻な地形が特徴となった、高山国家公園なのです。

登山やハイキングは、玉山国家公園で楽しめるレジャースタイルの一つであり、探検とチャレンジ性の高い野外活動でもあります。登山やハイキングをお望みの方は、事前に装備と食糧を揃える、登山の安全性とスキルを熟知する、野外活動の注意事項を把握する、体力トレーニングをしっかり行うなど、万全の準備をする必要があります。そしてはじめて国家公園で安全で知的な登山やハイキングが楽しるのです。

歩道の構成 歩道のレベル分け

玉山国家公園の歩道は、国家公園登山運営管理制度、歩道の景観と沿道の条件、難度と危険性、宿泊・キャンプの条件と登山者が必要とする装備、そして体力により、次のように分類されます。

上級者向け登山道

上級者向け登山道

玉山群峰線、南二段線、馬博拉斯横断線、八通関越嶺線、新康山線などの5ルート。

中級者向け登山道

中級者向け登山道

玉山主峰線、南横三山線、関山線、雲龍瀑布~八通関線、佳心~瓦拉米線などの5ルート。

一般ハイキング歩道

一般ハイキング歩道

東埔~雲龍瀑布、山風~佳心線、天池~中之関線および塔塔加、梅山、天池などレクリエーションエリア歩道。

運営管理原則

上級者向け登山道

上級者向け登山道

このレベルの歩道は大半が公園内にある標高3000メートル以上の高山中核地域に位置し、自然生態系が脆弱となっています。そして高地にあり、急な地形です。登山道はありますが、ここに入る場合は完全な登山装備と、十分な体力、忍耐力を備えなければならず、登山についての豊富な知識も必須です。ここを訪れる一般登山者は多くありません。歩道管理は自然の姿を留めつつ、チャレンジ性も兼ね備えたレジャー体験ができることを主な目的としています。歩道の規模、観光の収容能力、レジャー施設の建設はできるだけ減らさなければならず、安全救難施設と保護措置も必要なものしか配置できません。

中級者向け登山道

中級者向け登山道

このレベルの歩道は全て公園内で自然環境の中核をなす地域の緩衝地帯に位置し、レクリエーションエリアの間近にあります。また、歩道は比較的整っており、さまざまな場所へのアクセスも良く、多くの登山客でにぎわっています。とりわけ玉山主峰線は国内外で人気の登山ルートです。このレベルの歩道は優先順位では2番目に補修対象となるべき場所です。そして歩道の規模、環境での収容能力、レジャー体験、安全施設および管理保全について、関心を向けるべき場所なのです。

一般ハイキング歩道

一般ハイキング歩道

このレベルの歩道は一般道の沿道と各レクリエーションエリア内の外周地帯に位置し、交通面のアクセスも良くなっています。そして観光客が最も高い頻度で往来する場所でもあります。ここは、環境にダメージを与えない範囲で、レジャーの質的向上を図り、安全・環境教育のレベルアップを行うため、毎年優先的に補修を行うべき対象です。それにより各種完備されたエリア案内・レジャー関連施設を備え、関連活動を行い、保全管理をすべき場所となっているのです。

登山ルート