玉山国家公園は台湾本島の中央地帯にあり、美しい山々が並び、たいへん迫力があります。その中には北東アジアの最高峰、海抜3,952メートルの玉山主峰があります。自然の植生は海抜の変化により異なり、林相が次第に変化し、豊富な野生動物資源を育んでいます。また清朝政府の時代に建設された歴史的遺跡である八通関古道もここにあり、公園全体が多くの貴重な生態資源と人文史跡を含んでいるといえます。

玉山国家公園は我が国で2番目に成立した国家公園で、面積は10万3,121.4ヘクタールの典型的な高山型国家公園です。ここは国家公園として国の固有の自然景観、野生の動植物、史跡を保護しているほか、国民に生態保育研究や教育の場を提供することを主旨としています。玉山国家公園管理処（以下本処という）が積極的に計画を推し進め、サービスを提供するうえでのソフト・ハードウェア施設を改善し、環境教育宣伝機能を強化、レジャーの質を高めるなどの優れた成果を発揮しています。また、「生態の玉山、サービスの玉山、台湾の聖山、国際的名山」を4大執政ビジョンとし、各部門の業務を統合することで全体的な効果を発揮し、当国家公園の全体的な運営管理成果と観光サービスの質を効果的に高め、何代にもわたる永続的運営を達成します。