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玉山群峰線

布農族

布農(ブヌン)

布農(ブヌン)

「布農(ブヌン)」とは先住民が自称する「bunun」に漢字を当てたもので、「人」を意味します。このブヌン族(布農族)の起源の伝説は、歌の中から垣間見ることができます。その歌の内容は、自然界の地表現象と植物活動の繰り返しの中で、ブヌンが己と自然および万物との相互作用を理解するというものです。この時期をブヌン語で「minbakaliva」と呼びます。これは「怪力乱神、不可思議」という意味です。ブヌンは自己と他の動物をはっきりと区別しておらず、このため、起源の口承では、虫や糞から人が生まれたり、蛇の脱皮を見て女が妊娠したり、動物と性交するといった物語が出てきます。また人は石から作られたというものもあります。太陽が射落とされた時(射日神話)、月(射落とされた太陽)がブヌンに月を祭る儀式を教えたことで、文化が生まれました。そして洪水発生の後、これらの怪奇現象は起こらなくなり、各地への移動が始まります(佐山融吉1923)。

ブヌン族は父系制で、男性が家庭および社会で高い地位を占めます。集落組織は氏族を中心とし、原則的に経験豊富な年長者が村を統治します。そしてその下に長老会議が置かれます。一般的なブヌン族の村には、おおよそ3人の指導者がいます。1人目は農耕儀礼を取り仕切る祭司で、天象や気候をよく理解し、また社会秩序を維持し、争いごとを調整します。2人目は射耳祭の責任者で、当初はその年の村一番の狩人が担当しましたが、その後、責任者は固定されました。3人目は政治的指導者で、戦争、首狩り、一族の復讐などの責任を負います。勇敢で対外戦の指揮官でもあります。

祭師

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ハンターとウォリアー

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