山域での予想外の事故で生命を維持し救助待ちをする際の鉄則
山域での予想外の事故で生命を維持し救助待ちをする際の鉄則
冷静沈着であること
対策と実施手順を綿密に策定し、誤りを避け、「山域での二次的な事故」を予防する。
*山域での二次的な事故とは、すでに山域での事故が発生してから、救助要請または救助を行っている過程で再度予想外の事故が発生する事態を指します。
乾燥し通気性の良い状態を保ち、風雪を避けること
自らの安全を保護し、体を温めて低体温にならないようにし、体力を温存して、傷病の悪化を防ぎます。
チームメンバーが互いに離れないようにすること
危機に直面して助け合うチームワークを呼び起こし、士気を奮い立たせて協力し、役割を分担します。
資源の残量の点検。装備と飲食物を廃棄しないこと。
あらゆる資源を十分に活用して、一括管理します。また対処、活用も計画的、統一的に行います。
救助要請または救助待ち
実際の状況により救助を求め移動するか、またはその場で救助待ちをするかを判断します。
救助を求め移動する場合
2人1組で下山しての救助要請が望ましく 、その場合には安全性とスピードの両方を考慮してください。または、チームメンバー全員でゆっくりと計画的に麓に向かって移動しましょう。
救助要請時は、チーム名、負傷者の状況、座標上の位置、連絡先電話番号と連絡手段など明確な情報を伝えることで、救助者が十分に状況を把握できるようにしてください。
その場で救助を待つ場合
負傷者の状態の悪化を避け、四方にはっきりと救助を要請していることを示し、遭難信号を発信する。
救助要請の基本作業
救助要請の方法
依頼を受けて遭難対策本部を設置
依頼を受けて遭難対策本部を設置
遭難信号