登山での食料計画の概念
食糧と行程、装備は登山計画においてどれも同様に重要です。食糧は登山活動の体力および行動エネルギーを維持する源です。登山行程における環境の様々な変化と行程での需要を考量し、かつ重量、栄養、カロリーと味、そして調理しやすいかなどを考慮し、登山の食料および準備を計画する必要があります。
何を持って行きますか?どれくらいの量を持って行きますか?各人の味覚や食べる量には大差があるため、一概には言えません。しかし、山の下で良いと思っていたことも、山の上の方に行けばそうではないということを心に留めておきましょう。そのためには、経験者やガイドの考えに従うのが一番です。ウェイトトレーニングのように食べ物を背負って歩かないようにしましょう。例えばピーナッツキャンディーはおいしいですが、それを登山に持って行っても、固すぎて食べることはできず、背中に石を背負って体力トレーニングをするだけのようなものです。
現在の登山装備では、各人の基本重量はほぼ同じです。背面のリュックサックが人よりも重くなるのか、軽くなるのか、水や食べ物の量によって変わってきます。このため、毎回下山後、その回の登山での食料携帯量を検討し、経験を積み重ね、次の入山に備える必要があります。そうすれば正確な量を見積もることができるようになるでしょう。
登山の食料準備の常識
登山食料の準備のコツ