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玉山国家公園商標

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玉山群峰線

登山の安全上の注意

装備

装備

装備

  1. 登山やハイキングにおいて、日数、歩道距離、勾配、危険地形などの障害がないかどうかを明確に把握するために、特殊な装備を準備する必要があります。
  2. 登山やハイキングの装備は、軽く、実用的な物が良いでしょう。
  3. 装備の重量には注意する必要があります。人体にとっての安全荷重の重量は、体重の1/3を超えないことを原則とします。
  4. 装備は、登山の個人装備、団体装備、冬登山装備及びハイキング装備に分けられます。詳細は登山の装備を参照してください。

登山の食料

登山の食料

登山の食料

  • 軽く、長期間保存ができ、高カロリーであることを主な原則とします。
  • 三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)、ミネラルおよびビタミンを含んでいる必要があります。
  • 保存しやすく、軽量かつ携帯に便利で、調理がしやすい食料は、燃料を節約できます。
  • カロリーが高く、塩分の多い食料を多めに準備します。
  • 予備の食料として、2日分多めに準備して行くべきでしょう。
  • 比較的保存がきかないもの、重量が重い物から先に食べます。
  • 食料の包装の重量を軽減して、携帯しやすくし、ゴミの量を減らします。
  • 個人の好みに合わせて、塩分、酸味、辛味のある食料を加え、食欲を増進させます。
  • 個人でキャンディやスナックなど登山での行動食を持参し、道中で塩分やエネルギーを補給し、万が一に備えます。

      

参考食料

主食(ご飯、麺など)、副食(乾パン、ジャーキー、クラッカー、サチマ、チョコレート、パイナップルケーキなど)、野菜(キャベツ、ピーマン、キュウリ、タマネギなど)、果物(リンゴ、オレンジ、ブドウ、ミニトマトなど)、肉や魚類(肉、魚、ソーセージなど保存性に注意する)、その他(インスタントスープの素、オートミール、コーヒー、お茶などのインスタント飲料、調味料、塩、サラダ油など)。


登山における食料計画の概念、登山の食料準備の常識については、登山の食料を参照してください。

登山のテクニック

  1. 最初の登山はペースは遅めに、歩幅は広くせず、歩調を合わせ、速度を安定させます。徐々に加速していき、太ももを上げることでひざとふくらはぎを動かすように前進し、一歩ずつ進み、バランスとリズムを保ちます。
  2. 登山歩行では、上半身を少し前かがみにし、重心を腰に置いて安定させ、地に足をつけ、体重を足へ平均してかけます。登山杖を利用し、補助にしながら歩くこともできます。
  3. 適度な休憩が必要で、途中長すぎる休憩は行ってはいけません。毎時間5~10分、3時間毎に長めの休憩を1回、約20分ほど取ることを原則とします。
  4. 上り坂では最もエネルギーを消耗するため、大量の酸素を補給する必要があります。呼吸は深く安定させ、歩調のリズムに呼吸を合わせます。
  5. 下り坂の速度はリズムよく行います。遅くなりすぎず、体が温まっている状態を維持し、かつ速くもなりすぎず、足どりが不安定になり転倒したり転落したりするのを避けます。
  6. 崖を登る時は焦らず、まずは手足で力点が安定する箇所を探り、「3点確保」の原則を守ります。
  7. 雪山登山には、雪山登山装備及び雪山登山訓練を受けていること、そのテクニックが必要となります。

登山倫理

  1. Leave No Traceの原則に従い、足跡以外に痕跡を残しません。写真を撮る以外には、1本の草も取りません。時間は消費しますが、どんな生物の命も消費することはありません。
  2. 歩道はショートカットせず、休憩の時にはむき出しの岩や土の上に座ります。
  3. 用を足す際はキャンプ場の水源の下方を選択するか、50メートル以上離れた場所に行き、穴を掘り済ませます。
  4. 山荘での宿泊やキャンプ場での野営では大騒ぎせず、自然の静けさを保つようにします。
  5. 山荘で食べ物や調理器具を置いてベッドを占拠することは、不道徳的行為とされます。
  6. ゴミや残飯は全て持って下山し、環境を自然状態に還します。穴を掘り排水や残飯を埋めても、野生動物がそれらを掘り出して食べ、生態の破壊につながります。
  7. 炊事には自分で調理器具と燃料を持って行き、たき火を行ってはいけません。
  8. 犬などのペットをエリアに連れて行ってはいけません。ペットが野生動物を驚かせたり、追いかけて捕まえたりしないためです。

登山の安全

活動前

  1. 自然を尊重し、自然を敬愛します。自然を軽んじたり征服したりしようとする気持ちで登山活動に臨んではいけません。
  2. 普段から体を鍛え、登山のテクニックを培い、野外活動における知識を多く吸収します。
  3. 登山活動に参加し、主催者の経験や信用に注意し、スケジュールが過密すぎないか、虚偽の情報がないか検証します。
  4. 山岳管制区または国立公園の生態保護区に入る際は、規定に従い関連資料を警察機関または国立公園管理所に提出し、入山許可および入園許可の申請を行います。そして、経験と登山ルートに精通したガイドに同行してもらう必要があります。
  5. 高山登山前のスケジュールは慎重かつ徹底的に把握し、家族に知らせる必要があります。
  6. 活動の前には気象情報に注意し、ルートを確認し、入山の根拠とします。
  7. 登山装備および食料については、完全に準備し不足が無いようにし、活動前に徹底的な検査を行います。

活動中

  1. 指導者の指導に従い、チームの規定を遵守します。
  2. 計画スケジュールには正確に従い、勝手な変更を行ってはなりません。
  3. 同行者に同行します。チームから離れて単独行動を行い、ルートから離れることは厳禁です。
  4. 雑草が無く、枯れた空き地で調理を行います。常に水源に注意し、就寝前やその場を離れる時は、必ず火源を消し、火災の発生を避けます。
  5. 山間部では午後は常に霧に包まれています。途中でとどまってはいけません。早めにキャンプ場に到着しましょう。
  6. 途中でいろいろな景観の特徴をチェックし、休憩時には地図を確認し、自分の位置や方角を理解します。
  7. 登山活動中には常に気象状況に注意する必要があります。台風や豪雨に遭った場合は早めに下山するか、避難所を探して避難してください。
  8. 山間部の水源は不足しています。水筒は常に水で満たしておきます。喉が渇いた時には水を飲みますが、大量に飲むのではなく、喉を潤す程度にします。
  9. 道の状況に気をつけて、風景を眺める際には一旦足を止めます。風景を見ながら歩くのは止めましょう。
  10. 断崖や渓流の地形を通過する際は、お互いに助け合い、必要に応じて登山ロープを使い通過します。
  11. 登山中にハチやヘビ、クマなどの動物を見つけた場合、攻撃したり驚かせたりせず、速やかにその場を離れるか、ルートを迂回します。
  12. キャンプ地での食事の後または就寝前には、食物を片付け包装し、動物に食べられるのを防ぎます。
  13. 道のない渓谷で川を上るのは厳禁です。道に迷った際は、元の道に引き返すか、避難所を探して救助を待ち、静かに体力を温存します。慌ててあちこち歩き回らないようにしてください。STOPの原則を守ります。
  14. 登山の際悪天候に見舞われたり、食料不足や高山病などの事態が発生した場合は、直ちに外界と連絡を取り、救助を求めましょう。