レクリエーションエリア | 南部園区天池 レクリエーションエリア |
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開放状態 |
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天池は海抜2,280メートル地点にあります。近くには展望台があり、そこからは四方が遠く望めます。南から北に南玉山、小南山、 玉山主峰、玉山南峰、そして北側寄りに雲峰が連なっています。荖濃渓の渓谷に沿って玉穂山も聳えており、この山はブヌン族が抗日運動を起こした伝説の地です。いずれも雄大な迫力で目の前に広がっています。展望台の下にあるくぼ地には池が広がり、その水は一年中かれることはありません。ですが池の水は黄土色に濁り、水辺も針葉樹、広葉樹、低木林が複雑に入り組んだ植生となっており、うっそうとした林相を形作っています。
「天池」では宗教関係者が仏法を広めるため旗を立て、鳥や魚を放生し、冥銭を焚くなどの宗教行為を繰り返してきました。それが環境汚染だけでなく山火事の原因ともなってきました。周囲の森は何年も前に燃え盛る炎の犠牲となってしまいました。この火災の後、林務部門がここに防火保安林を植樹しており、ニイタカトウヒ、タイワンヒメツバキ、タイワンアセビ、ニイタカシャクナゲなど防火とともに美観を考えた樹種が植えられています。