台湾は地図の上では全域が亜熱帯気候に属していますが、玉山国立公園のある中部山岳地帯は海抜300メートルの拉庫渓谷から玉山主峰の3952メートルまで、海抜に従って気温が大きく異なっています。例えば、海抜3500メートル以上のエリアは年間平均気温が摂氏5度で、12月から4月までは少ないながらも積雪が見られます。また、海抜2500メートル以上のエリアでは、年間平均気温が摂氏10度。雪が降るか否かはその年の寒気団の南下比率、強さ、湿度などの要因によって決まります。 

玉山地区は雨量が豊富で、年間雨量は3000から4700ミリ。雨季は5月から9月に集中しています。登山に関しては、毎年10月から12月の乾季が適していると言えるでしょう。1月から3月は高地では雪が積もりやすく、雪に対する装備や技術がなければ登山は難しいです。海抜2000メートル程度のエリアでは、一年の季節の変化が推定できるので、安心して訪問できます。春は新緑が芽を出し、夏は一面花畑となり、秋は美しい紅葉が見られ、冬は雪に包まれます。また、雲や霧の変化、朝焼け夕焼けも変化に富み、これらの自然景観に多くの旅行者、登山者が惹きつけられます